ひとり事業オペレーション
AIでサイトを作った後に確認すべき公開前チェックリスト
AIやCodexで作ったサイトを公開する前に確認すべきポイントを、実際の公開作業で起きやすい事故をもとに整理します。
検証ステータス: 実利用・実作業ベース
AIやCodexで作ったサイトの公開前チェックを、SoloOps Labの公開作業で確認した事故ポイントをもとに整理しています。利用サービスの仕様は公式情報も確認してください。
この記事の想定読者
- AIやCodexでサイトを作ったあと、公開前に何を確認すべきか知りたい人
- 個人サイトやメディアをCloudflare Pagesなどで公開する予定の人
- 未接続フォームや仮URLなどの公開事故を避けたい人
結論
AIで作ったサイトほど、仮URL、未接続フォーム、ダミーリンク、PR表記、robots、sitemap、公開してはいけない運用メモを公開前に確認する必要があります。
比較表
| 項目 | 向いている用途 | 強み | 注意点 | 料金メモ |
|---|---|---|---|---|
| 仮URL | canonical、OGP、sitemap、robotsの事故防止 | 検索エンジンへ間違ったURLを送るリスクを減らせる | 設定ファイルだけでなくdist内も確認する | 公開前に検索で確認 |
| 未接続フォーム | 問い合わせ、ニュースレター、資料請求の信用リスク防止 | ユーザーが送ったつもりになる事故を避けられる | 送信先がないならフォームとして表示しない | Googleフォーム等に接続するまで準備中表示 |
| ダミーリンク | CTA、広告リンク、テンプレート配布ボタンの確認 | クリックできるのに遷移しないUIをなくせる | URLがない場合は非リンク表示にする | href="#" を残さない |
メリット
- 公開前の事故を減らせる
- SEO、信頼性、収益導線の基本をまとめて確認できる
- AI生成サイトでも人間が見るべきポイントを整理できる
デメリット
- 公開前に追加の確認時間が必要
- 設定ファイル、生成物、表示ページを横断して見る必要がある
- フォームやCTAが未整備の場合は公開範囲を絞る判断が必要
AIやCodexを使うと、サイトの初期構築はかなり速くなります。
ただし、公開前に見るべきポイントは減りません。むしろ、AIに作らせるほど「見た目はできているけど、裏側に事故が残っている」状態になりやすいです。
この記事では、実際にAIでサイトを作ったあとに確認しておきたい公開前チェック項目を整理します。
AIで作ったサイトほど、公開前チェックが重要になる
AIやCodexにサイト制作を任せると、ページ作成、コンポーネント分割、リンク設計、設定ファイルの編集まで一気に進みます。
これは便利です。
一方で、AIは「それっぽく動く状態」を優先して、仮のURL、未接続フォーム、ダミーリンク、仮文言を残すことがあります。
たとえば、次のようなものです。
- example.com のような仮URLが残る
- 問い合わせフォームがあるのに送信先がない
- href=”#” のリンクが残る
- 広告・PR表記が不足している
- robots.txt や sitemap のURLが本番と合っていない
- 公開してはいけない運用メモが混ざる
見た目だけ見ると、かなり完成しているように見えます。
でも、公開サイトとしては危ない状態です。
チェック1:仮URLが残っていないか
まず見るべきは、仮URLです。
特に注意したいのは、以下のような文字列です。
- example.com
- localhost
- 127.0.0.1
- 仮ドメイン
- 開発用URL
これらが残っていると、sitemap、canonical URL、OGP、robots.txt などに間違ったURLが出る可能性があります。
公開後に検索エンジンへ間違ったURLを伝えてしまうと、あとから直すのが面倒になります。
AIに作らせたサイトでは、設定ファイルに仮URLが残っていることがあります。
公開前には、少なくとも次の場所を確認します。
- astro.config.mjs などの設定ファイル
- .env.example
- sitemap
- robots.txt
- OGP設定
- dist 内の生成ファイル
できれば、build後の dist フォルダに example.com が残っていないか検索しておくと安心です。
チェック2:未接続フォームが残っていないか
次に危ないのが、未接続フォームです。
問い合わせフォームやニュースレター登録フォームは、見た目だけなら簡単に作れます。
でも、送信先がないまま公開すると、ユーザーは送ったつもりなのに、運営者には何も届きません。
これはかなり危ないです。
特に確認すべきなのは、以下です。
- contact ページ
- newsletter 登録欄
- template 配布ページ
- 資料請求フォーム
- 無料相談フォーム
まだ送信処理を作っていないなら、フォームとして表示しない方が安全です。
「準備中です」と明記するか、連絡先が整ってから公開した方がよいです。
チェック3:クリックできるダミーリンクがないか
AIで作ったサイトには、href=”#” のような仮リンクが残ることがあります。
これは、見た目上はボタンやリンクとして表示されます。
しかし、クリックしても何も起きません。
特に広告リンク、CTAボタン、テンプレート配布ボタンでこれが残っていると、ユーザー体験が悪くなります。
URLが未設定なら、リンクとして出さない方がよいです。
たとえば、以下のように分けます。
- URLがある場合:リンクとして表示
- URLがない場合:通常テキスト、準備中表示、または非表示
クリックできるのに遷移しないUIは、公開前に消しておきます。
チェック4:広告・PR表記が足りているか
アフィリエイトや広告リンクを扱う予定があるなら、PR表記も確認します。
まだ広告リンクを貼っていなくても、「今後広告・PRリンクを含む場合があります」と明記しておくと、サイト全体の方針が伝わりやすくなります。
特に確認したいページは、以下です。
- ツール一覧ページ
- 比較記事
- おすすめ記事
- アフィリエイトポリシー
- プライバシーポリシー
AIツールやSaaSを紹介するメディアでは、収益導線と編集方針の線引きが大事です。
「報酬が高いから紹介する」のではなく、「公式情報や実務利用を想定した比較軸をもとに整理する」といった方針を明記しておくと、読者にも自分にもブレーキになります。
チェック5:公開してはいけない運用メモが混ざっていないか
AIやCodexを使っていると、作業ログ、todo、プロンプト、判断メモなどをリポジトリ内に置きたくなります。
これは運用上かなり便利です。
ただし、それが公開サイトに混ざると危険です。
たとえば、次のような情報は公開しない方がよいです。
- 投稿予定
- ASP登録状況
- 内部判断
- 収益化方針
- 個人情報
- GitHubアカウント情報
- 趣味用アカウントとの関係
- 未公開の施策メモ
こうした情報は、public 配下に置かず、公開ページから参照しないようにします。
build後の出力先にも含まれていないか確認します。
チェック6:robots.txt と sitemap が本番URLになっているか
robots.txt と sitemap は、検索エンジンにサイト構造を伝えるための基本です。
AIでサイトを作った場合、ここにも仮URLが残ることがあります。
公開前には、次の点を確認します。
- robots.txt が存在するか
- sitemap のURLが本番URLになっているか
- sitemap 内の記事URLが正しいか
- noindex 設定が残っていないか
特に、開発中に使っていたURLが残っていないかは必ず見ます。
チェック7:build、lint、test が通るか
最後に、基本的な確認です。
公開前には、以下を実行します。
- build
- lint
- test
小さな個人サイトでも、ここは省略しない方がいいです。
AIが生成したコードは、見た目上は動いていても、型や構文、未使用コード、依存関係で問題が残ることがあります。
人間の目で全部見るのは大変なので、機械的に検出できるものはコマンドで確認します。
公開前チェックリスト
AIで作ったサイトを公開する前に、最低限これだけは確認します。
- 仮URLが残っていない
- example.com が dist 内に残っていない
- localhost や 127.0.0.1 が残っていない
- 未接続フォームを表示していない
- href=”#” のダミーリンクが残っていない
- 広告・PR表記がある
- プライバシーポリシーがある
- アフィリエイトポリシーがある
- robots.txt が本番URLを指している
- sitemap が本番URLを指している
- 公開してはいけない運用メモが含まれていない
- build が通る
- lint が通る
- test が通る
AIに作らせても、公開判断は人間が見る
AIやCodexは、サイト制作をかなり速くしてくれます。
でも、公開していいかどうかの判断は、まだ人間が見た方がいいです。
特に、次のような判断はAI任せにしすぎない方が安全です。
- このページは公開していいか
- このフォームは機能しているか
- このリンクは押して問題ないか
- この表記で読者に誤解がないか
- この情報は外に出していいか
AIで作るほど、最後の公開前チェックは重要になります。
サイト制作のスピードが上がるからこそ、公開判断の品質を落とさないことが大事です。
公開後に広告やアフィリエイトで収益化するなら、サイトの表示確認だけでなく、収益と経費の記録も早めに考えておくと後で楽になります。最初の判断材料は、個人サイトを収益化したら会計ソフトは必要かで整理しています。
実務での使い方
- build後にdist内へ仮URLが残っていないか検索する
- 問い合わせ、ニュースレター、テンプレート配布の送信先を確認する
- 公開してはいけない運用メモがpublicやsrc/pagesから参照されていないか確認する
失敗しやすいポイント
- 見た目が完成しているだけで公開してしまう
- 未接続フォームやhref="#"を残したまま公開する
- robots.txtやsitemapのURL確認を忘れる
おすすめできる人
- AIやCodexでサイトを短期間に作った人
- 個人メディアやアフィリエイトサイトを公開する人
- 公開前チェックを手順化したい人
おすすめできない人
- すでに本番監視やQAフローが整っている大規模チーム
- 公開前チェックを別チームが担当している人
- まだローカル検証だけで公開予定がない人
次の一歩
記事の内容を自分の仕事やサイト運営に落とし込むなら、まず手元で試せる範囲と、公式情報を確認すべき範囲を分けて整理しましょう。
公開前チェックリストは今後テンプレート化予定です更新履歴
- 2026/7/7:初版を公開しました。
- 2026/7/8:公開後の収益管理導線を追加しました。
SoloOps Lab 運営者
Webサービスの運用改善やデータ活用支援に関わりながら、AIツール、記事制作、個人サイト運営を検証しています。 SoloOps Labでは、SNSやWebで見かける便利そうな方法を、ひとりで試せる手順、つまずきやすい点、導入前の確認項目まで落とし込んで整理しています。